医療費を節約する同じ医療を受けたとしても受診の仕方で医療費が変わります。医療の受け方を工夫することで医療費を節約できます。

受診の仕方で医療費を節約できる

  • 健康保険で受ける医療は全国一律で価格が決まっています。ただし、医療機関の規模や受診する時間によって特別料金などが加算されるため、支払う額が変わります。
  • このため、医療機関の選び方や受診の時間、医療の受け方などを工夫することで、余計な医療費をかけずに医療費を節約することができます。

医療費節約のポイント

①かかりつけ医で受診する
大病院に紹介状なしでかかると、保険診療の自己負担とは別に特別料金がかかります。まずはかかりつけ医を受診し、紹介状を書いてもらってから、大病院を受診すると余計な支払いが生じません。
②はしご受診をしない
医療機関を最初に受診するときには割高な初診料がかかります。次々と医療機関を替えると、そのたびに初診料がかかって医療費が高額になってしまい、ひいては治療の遅れにもつながりかねません。
③時間外の受診は控える
たとえ医療機関が診療している時間であっても、夜間・早朝や土曜日の午後、休日は時間外加算がかかり割高(重症患者が優先)です。軽症の場合は、平日の午後6時より前(土曜日は正午より前)に受診しましょう。
④相談窓口を活用する
全国共通で#8000(携帯電話からも利用可)をダイアルすると小児救急電話相談につながります。医師や看護師から症状に応じた対処の仕方や受診する病院のアドバイスが受けられます。休日や夜間の急な病気やけがの対処に困ったときに活用すると安心です。
また、KDDI健康保険組合が提供する以下の相談サービスもご活用ください。
健康相談・専門医療ほっとライン
メンタルヘルスカウンセリング
⑤不要な検査を医師に要求しない
必要がないのに安心するためだけに検査を受けるのは、医療費がかかるだけでなく体へも負担がかかります。医師と相談して必要な検査だけを受けましょう。
⑥ジェネリック医薬品を積極的に利用する
ジェネリック医薬品は、同等の効用・効果で新薬より安価です。ジェネリック医薬品にすることで医療の質を落とさずに医療費を節約できます。
⑦お薬手帳を持参し、服用している薬を記録する
お薬手帳を使うことで薬の重複や飲み合わせによる副作用を防げます。調剤薬局に提示すると調剤料が安くなるメリットもありますので、1冊のお薬手帳に服用している薬をまとめておくことが大切です。
また、薬を飲みきれずに余ってしまったときは、医師・薬剤師に相談しましょう。薬の量を調整してもらえますので、無駄にしてしまう薬の量を減らせます。
⑧ワクチンや健診で病気を予防する
病気を予防することが最も大切な医療費の節約法です。健診で病気の早期発見・予防を行い、ワクチンで防げる病気はワクチンを使って予防しましょう。自治体などから補助が受けられる場合もあります。

意識して医療費を節約する

  • 子どもの医療費は自治体の助成があるため、無料と勘違いしてしまいがちです。しかし、実際には健康保険から8割(小学校入学前の場合)が支出され、残りが税金によって賄われています。無料ではないことを意識しておくことが大切です。

子どもの医療費の負担割合

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